顎変形症の治療は、手術前の矯正治療、外科手術、手術後の矯正治療を行います。
手術には、顎の変形状態によりさまざまな手法があります。
上くちびるの内側の歯茎の部分を切り、そこから上顎の骨を切ってあらかじめ決めておいた移動させます。骨の固定はチタン製のプレートか、吸収性材料のプレートを用いて行います。
下顎枝を下顎切痕から下顎角の方向に向かって垂直方向に離断することによって形状を整える手術方法です。
下の奥歯の外側の歯茎のあたりを切り、そこから下顎の骨を切り、あらかじめ決めておいた位置に移動して、チタン製のプレートで固定します。
上下の前から4番目か5番目の歯(小臼歯)を抜歯して、その位置で歯茎の骨(歯槽骨)を骨切りします。抜歯で出来たスペースの骨を切除し、歯槽骨を後方に下げて固定します。
上顎の4番目か5番目の歯(小臼歯)を抜歯し、歯槽骨部を切除することでスペースを作り、さらに上顎骨を水平骨切りし、硬口蓋を骨切り・分節して後方へ移動プレートでさせて固定します。
咬合不正や顔面変形が、顎の変形によるものと診断されると、「骨切り術」という顎の骨を切開する手術を行います。
多くの場合、手術を行う前に矯正治療を受けることをおすすめしています。手術前の矯正治療には1年以上かかることも珍しくありません。
手術では、口内から上顎骨や下顎骨を切って、最適な位置に骨を移動して固定します。
全ての行程は、口内から行うため、顔に傷が残ることはありませんし、痛みもほとんど感じません。
骨の固定には、金属(チタン製)などの吸収性の小さなプレートやスクリューで行います。手術後には、正しい咬み合わせを保持するためのメンテナンスを行います。
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